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  • 2025年12月25日
  • 読了時間: 2分

更新日:11 時間前


NPO法人DANCE BOXが運営する「国内ダンス留学@神戸」の修了生たちによる新作公演 留学NEXT『袖にみなとの狂騒(さわ)ぐ』 の公演レビューが、DANCE BOX公式サイトにて公開されました。

本公演は2025年7月25日(金)・26日(土)の2日間にわたって上演されました。演出・振付の下村唯、リハーサルディレクターの中間アヤカ、そして1期から10期までの修了生の中から選ばれた7名のダンサー——計9名のアーティストが、一度限りの舞台に全力で挑んだ意欲作です。

公演名:留学NEXT『袖にみなとの狂騒(さわ)ぐ

日程:2025年7月25日(金)・26日(土)

演出・振付:下村唯

リハーサルDr.:中間アヤカ

主催:NPO法人DANCE BOX

舞台写真:Junpei Iwamoto

タイトルは伊勢物語の一節「思ほえず袖にみなとのさわぐかな」から借用されています。港に波が打ち寄せるように袖を涙で濡らすという激しい感情のさまを詠んだこの歌に、下村唯は「狂」の一字を加えて「狂騒」とし、港町・神戸と、今を生きるダンサー”皆なと”のオマージュを込めました。

今回のレビューを執筆したのは、神戸市在住のダンス批評家・竹田真理さん。2012年の第1期から全ての成果上演を見続けてきた唯一無二の証人として、本作の本質に迫る批評を寄せています。

「互いへの敬意と配慮により、この一度限りの公演を祝福された場にしようとする献身的な意識がはたらいていたように見受けられた。……動的平衡とでも言いうるような状態の現れがある。互いの間にはたらく尊重や配慮は、ある意味、市民的な理想社会のあり様を体現してさえいるようだ。」

—— 竹田真理(ダンス批評家)


全12場で構成された本作は「ロンド形式」をキーワードに、純粋なダンスシーンと演劇的パフォーマンスを交互に重ね合わせた複層的な構造を持ちます。ドラムスのライブ演奏(仁井大志、松尾哲治)と呼応する群舞、上空カメラによる映像投影、パペットを使った政治パロディの演説シーン——多様な表現が「バラエティー・ショーの流儀で」賑やかに展開されたと、竹田さんは書いています。

同時に批評は、2012年から10年以上にわたる「国内ダンス留学@神戸」の実践が培ってきたダンスの言語と美学の蓄積を丁寧に読み解きつつ、次の10年への期待を持って結ばれています。

竹田真理

東京都出身、神戸市在住。関西を拠点に批評活動を行う。毎日新聞大阪本社版、国際演劇評論家協会日本センター発行「シアターアーツ」ほか、一般紙・専門誌・ウェブ媒体等に執筆。ダンスを社会の動向に照らして考察することに力を注ぐ。国内ダンス留学@神戸は第一期から全ての成果上演を見続けている。

 
 
 

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